三人姉妹の末っ子のありさです。
また新たな年になり、本日無事に2015年の初釜も終わりました。
初釜とは、新年最初に行なうお茶会で、お濃茶・お薄茶・そしてお懐石料理を召し上がって、新年をお祝いするお茶会のことです。同門が一同に集まり、各々の晴れ着姿が華やかな雰囲気を添える行事です。
初釜に欠かせないものといえば、「花びら餅」。これを食べないと一年が始まらない!
なんせこの花びら餅はお正月にしかいただけない美しい迎春菓子なんです。
花びら餅とは求肥や羽二重餅で、ピンクの餡と白味噌餡、砂糖で煮た牛蒡を包んだ菱葩餅(ひしはなびらもち)の通称です。これは平安時代の宮中の正月儀式に由来していて「歯固めの儀式」は長寿を願って、猪、大根、押鮎などを食べていたそうですが、これが簡略化され押鮎は牛蒡になり、お雑煮に見立てた白味噌餡をお餅で包むようになったそうです。丸餅と白味噌の組み合わせは正に京都のお雑煮の様ですよね。
今年もとろっとした味噌餡の花びら餅を頬張りながら、新年心改めて精進していこうと思いました。
本年もどうぞよろしくお願い致します!
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